展示会プロデューサーが語る!!集客できる展示会ブースについて教えます
展示会は、出展企業が自社の商品・サービスを紹介し、新規顧客の獲得や顧客ニーズの調査などの場を提供するイベントです。各展示会のテーマに沿って中小企業ならびに大手企業を含めた多くの出展企業が集まり開催されます。
2020年以降の新型コロナウイルス感染症の影響で中止になる展示会が増え、来場者数も激減しましたが新型コロナウイルスの収束後は目的意識の高い来場者が多く集まるようになり、現在は高品質のリードが取れるツールつとして更に重要度が増しています。
今回の記事では、集客できる展示会ブースについて解説します。
▼この記事はこんな方におすすめ▼
・新商品PRで展示会に出展するけど、どういったブースデザインにすればいいのか分からない
・毎回展示会に出展しているけどもっとブース来場者を増やしたい
展示会ブースデザインで意識するポイント
集客できる展示会ブースを設営するあたって、展示会ブースデザインは、来場者の足を止め興味を引くために重要な要素です。以下のポイントを押さえて、魅力的かつ効果的なブースを設計しましょう。
個性的なブースデザイン
展示会場には多くのブースが並びます。その中で来場者の目をひくのためには、個性的なデザインが求められます。
まず、ブースのデザイン全体がテーマに沿っていることが重要です。ブランドカラーやロゴを効果的に取り入れ、「何の企業のブースか」が一目でわかるようにします。
▼例えば・・・
- 自然素材を扱う企業・・・・ブースにウッドパネルやグリーンを取り入れることで、ブランドのコンセプトを一層選べることが可能
- 教育系の企業・・・・スキルアップをレベルアップにかけてRPG風のブースに
- サーバー系企業・・・・サイバー攻撃を敵に例えてセキュリティーを「防御力UP シールド」などゲーム風に
テーマに沿ったデザインを意識しながら展示内容とビジュアルを一致させることを意識します。
端的にわかりやすくメッセージを伝える
来場者が短時間で「この企業が何を提供しているか」を理解できるように、メッセージを分かりやすく伝えることも大切です。
特にスローガンやキャッチフレーズは、来場者の目にすぐ飛び込む位置に配置し、企業や製品の特徴を端的に表現しましょう。製品やサービスのメリットを視覚的に訴えかける要素(アイコンや写真)は 壁面やディスプレイなどに、配置すると、メッセージがさらに伝わりやすくなります.
来場者がブース内で視覚的に情報を得やすいように配慮しましょう。
アイキャッチとなるコンテンツ
大型スクリーンやモニターで動画を流すことで、ブースはひときわ目立ちます。製品紹介や使用シーンをリアルに伝える映像は、来場者の興味を引きやすく、企業のコンセプトや価値を一目で理解してもらえる手助けになります。
装飾も視覚的な印象を高めるために工夫できるポイントです。例えば、企業のカラーやテーマを反映した装飾は、ブース全体に統一感を持たせ、ブランドイメージを強く訴えます。
照明で重点的に製品を照らすことにより、特定の商品やサービスが強調され、来場者に「注目すべきもの」をわかりやすく伝えられます。また、ブランドカラーに合ったLED照明を使って装飾することによってより視覚的にブランドイメージを伝えられたりします。
導線を意識したレイアウトを組む
レイアウトもデザインの中で重要な要素です。
人の流れ(導線)を意識しながらレイアウト組みをします。展示物に近づきやすい動線を確保し、手に取りやすい場所に商品やパンフレットを配置しましょう。 落ち着いて情報を得られる快適な空間を意識してデザインをしていきます。
集客する為の施策
集客できる展示会ブースで最も重要なのは、来場者にとって「入りたい」と思えるようにすることです。そのためには、ブースデザインなどの視覚的な魅力はもちろん必要ですが、さらにデモ体験や参加型のアクティビティを取り入れることが効果的です。
製品デモンストレーション
来場者に実際に製品やサービスを体験してもらうことで商品への関心を高められます。実際に触って試してもらえることで、来場者に体感的な納得がいくようになります。
▼例えば
- 美容機器メーカー・・・実際の施術ができるベットを多数置いて来場者に体験をしてもらう
- 工業製品メーカー・・・一般的な製品との比較をしてデモ体験で製品の強みをアピールする
- 自動車メーカー・・・試乗を行う
アクティビティ
全てのサービスを見てスタンプラリーをクリアすると景品がもらえるなどのクイズラリーや、抽選会などが例に挙げられます。商品説明を聞いた方全員が抽選の権利を得れる、会社案内のパネルの中にヒントを隠して問題を答えられた人に景品プレゼントなどアイデア次第です。
セミナーを開催する
またセミナーを開催することで人が集まり活気的なブースになります。セミナーを行うことで多くの集客が期待できる他、購買行動が喚起できるなどさまざまな効果が期待できます。
ノベルティを配る
展示会ブースには、来場者が「持ち帰りたい」と思うようなノベルティも必要です。
ユニークなデザインのオリジナルノベルティは訪問者の記憶に残りやすく、後々のフォローアップにも繋がります。
大切ことは、記憶に残るようにすることです。社名やロゴを入れて、ホームページのリンクをQRコードで印字するのも効果的です。
ブース運営
集客できる展示会ブースにするには、来場者の足を止め、自社のブースに来てもらうことが必要。その為のきっかけづくりのアクションも必要です。
ブース前での声掛け
いくら魅力的なブースだとしても来場者をブース内で待っているだけではリードを取りこぼす可能性があります。営業トークを考え、足を止めてもらった後のアクションも事前にロールプレーイし効果的にブース内へ誘導しましょう。
役割分担を明確にする
展示会では、商品説明ができる担当者が必要です。また、説明担当とは別に、集客、案内、契約など、役割ごとに人員を配置することが必要です。
大規模なブースでは集客担当としてコンパニオンを採用するという方法もあります。集客をプロに任せることで商品説明ができる担当が業務に専念することができるので大変効率的です。
役割を分担することで、担当者同士の負担軽減にもなり、結果集客アップにつながります。
ヒアリングシートを活用する
展示会ブースで効果的にリードを集めるために、来場者のニーズや興味をしっかりと理解するための「ヒアリングシート」を準備することが役立ちます。「ヒアリングシート」とは訪問者が製品要求や関心分野を記録するためのツールです。
このシートにより、スタッフは来場者のニーズを真剣に考え、客観的なアプローチが可能になります。今後のフォローアップに役立ち、来場者との関係を維持しやすくなります。 こちらを活用することで、ブースに訪れた際のニーズに合わせた提案ができその後の営業活動に役立てることができます。
集客力のあるブースを実現しよう
集客力のある展示会ブースを作るためには、デザインやメッセージ性、アイキャッチ、そして来場者の体験価値を高めることが重要です。 また、記憶に残るプロモーションアイテムやヒアリングシートを活用することで、展示会後のフォローアップにも継げられます。
展示会ブースは、概念的空間ではなく、会社やブランドの価値を伝える重要な場です。来場者が「来場してくださった」と感じる体験を提供することで、信頼関係を見据えて、ビジネスの拡大につなげていきましょう。
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